こんばんわ~ 「50代 一人旅に目覚めた男」の管理人ゆーさんです。

今日は、上海に行ったときに、浦東空港でキャッシングをしようとしたのですが、第1ターミナルには、3階と1階に1台づつしかなく、しかもどういうわけかクレジットカードが使えませんでした。

そこで、中国でのクレジットカードのキャッシング事情を調べるとともに、キャッシングのやり方について解説したいと思います。


1 中国のクレジットカード事情

銀聯カード

世界的に見ると、クレジットカードの勢力図はVISAとマスターカードの2強体制だ。

しかし、中国国内ではまったく事情が異なります。

世界的な観光地やショッピングエリア、日本人や外国人が多く宿泊するホテルなどでは、VISAやマスターが使える場所は増えているものの、地方では利用できないお店がほとんどです。

また、中国では、国内で発行したものか、海外で発行されたものかによって取扱いを変えており、中国国内発行のVISAは使えるが、日本発行のVISAは使えないというようなこともあったりします。

もともと中国では、本来のクレジットカードの普及は進んでおらず、そのかわり、デビットカードが普及しています。

デビットカードは、銀行口座と紐づけして、カード利用がされるとリアルタイムで口座か利用分が引き落とされるというものです。

中国国内では、クレジットカードの審査の制度が整っておらず、審査に通る人は限られています。一方、デビットカードは基本審査はいりません

また、中国国外への人民元持ち出し制限があり、中国人、外国人にかかわらず、中国の出入国の際に携帯できる人民元は2万元(日本円で32万円相当)までと定められていますが、デビットカードを利用すれば、国外で2万元以上利用することができ、デビットカードの普及を後押ししています。

中国のデビットカードの中で最も有名なのが銀聯(ぎんれん)カードです。

写真のようなマークを日本のお店でもよく見かけるので、多くの日本人も知っていると思います。

中国銀聯は、中国人民銀行によって促進され、中国国務院の同意の元、2003年に上海を本社として設立された中国のカード連合組織です。

2003年8月、国際的な自主ブランドである銀行カードとして「銀聯カード」がスタートしました。

銀聯ブランドの中国国内における認知度は100%で、中国東部や大中都市部のみならず、中西部や中小都市部や農村地域にまで普及しており、中国国内での市場シェアは90%以上、中国国内での加盟店は約1,800万店と、圧倒的なシェアを誇っています。

ということで、中国国内では、銀聯カード以外はかなりの制約があると考えておくべきです。

2 上海でのキャッシング

中国元
空港についたら、現金を持っておきたいところですが、中国では、空港内で両替を行うと手数料として
定額で50元(約800円)取られます。また、レートもあまりよくありません。

なので、ATMからクレジットカードによる海外キャッシングが一番お得です。

上海浦東国際空港で、トランジットした際、第1ターミナルでキャッシングをしようとしたのですが、
いずれのATM機もVISA,Master,JCBともなぜか利用できませんでした。(たまたま利用停止していた
時間帯か?)

他のネット情報でもキャッシングできなかったという情報がでていましたので、皆様もご注意ください。

ばたばたしないためには、日本で最低限の小銭は、金券ショップで両替しておくのよいかもしれません。

そこで仕方がなく、両替所で必要最小限で荷物預かり代金と地下鉄代だけ交換し、市内のATM機で下ろすことにしました。

3 
 ATM機の利用方法
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まずは、中国銀行や中国銀行のATM機をさがしてください

というのも、中国系の多くの銀行のATM機は中国語(簡体字)あるいは、それに加えて英語でのみしか対応していますが、中国銀行のATM機は日本語にも対応しているものがあるからです。

私が利用した人民広場前の地下鉄乗り場近くにあった「中国銀行」のATM機も言語を日本語に選択することができるようになっていました。

①まずは、日本語を選択してください。

後は、日本語にしたがって操作していきます。

②クレジットカードを投入口に差し込んでください。

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すると、「しばらくお待ち下さい」のメッセージがでます。

このあと、

③暗証番号の入力

③「クレジット口座」を選択

④お引き出し取数

⑤出金金額の入力

⑥現金の受け取り

⑦「ご利用明細票のプリント」を選択

⑧「カードの受け取り」を選択

という流れになります。

ここで注意しないといけないのが、⑧です。

日本のATMでは、現金を受け取れば、次に自動でカードが出てきますが、中国のATMでは、選択ボタンを押さないとカードは戻ってきません

日本人は、ボタンを押すのを忘れて、カードを受け取らずに帰ってしまうケースが多々見られるようです。

ご注意ください。