こんばんわ~ 「50代 一人旅に目覚めた男」の管理人ゆーさんです。

いよいよ帰路につく時間が近づいてきました。

午後から、上海観光の定番「豫園」と最近若者を惹きつけている「田子坊」の2箇所に行ってきました。

豫園 地図
外灘からは、地図のような回り方で「豫園」とその周辺を見て歩きました。

食事やお茶はしませんでしたし、「豫園」の中にも入りませんでした。

青字の部分のコースを進み、写真を撮ったりしながら地下鉄豫園駅まで歩いて40分ほどで回われました。

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雑然とした道を歩いていきます。

洗濯物の干し方が、日本と全く違います。

道の方に物干し竿を出して、干しています。

ポタポタと濡れた水が落ちて、道を歩いている人にかかったらどうするんでしょうか。

全く他人への配慮を欠くこんな干し方を日本人は絶対しないと思います。

シンガポールでも、こうした洗濯物の干し方をしていましたが、華人共通のようですね。

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ブロマイド屋さんでしょうか。

毛沢東の写真があります。中国の人はこうした写真を買うのでしょうか。

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お城のような建物がありますが、これはショッピングモールです。

この日は、この周辺、黒塗りの車が多かったです。なにかあったのでしょうか。

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豫園の南に位置する「上海老城隍廟」という道教の寺院です。

中に入るには、参拝料が必要です。(10元)

道教は、日本人には馴染みがないですが、中国では3大宗教(仏教、儒教、道教)の一つです。

道教とは中国大陸で発祥した中国史の起源に遡る民間信仰です。

神話の神々を起源とした多数神教で様々な神様が存在します。

釈迦の仏教、孔子の儒教などは高邁な哲学で解脱を説きますが、道教では民衆の身近な哲学で教えを説きます。

道教では民族的習慣としてあった呪術、おふだ、呪言、占いなどを取り入れていたり、困窮している者への救済や希望、医学や薬草学から健康法、更には錬金術まで教えは多岐にわたります。

第二次大戦後、毛沢東による大躍進政策によって宗教が禁じられ、さらに文化大革命で徹底的に破壊され、道教は中国から姿を消しました。

しかし、革命後も限定的にですが道教は生き残りました。

「風水」は、日本でも有名ですが、これは道教の流れを汲むものです。

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「豫園商城」の南側入口付近です。

飲食店やお土産屋さんなどたくさんのお店がたくさんあります。

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お店が延々続きます。

「豫園商城」は、朱塗りされた中国風の建物や印象的なオブジェなど観光客を意識して作られた景観が特徴の、豫園の南西にある商業施設です。

中国っぽいアイテムを扱うおみやげ店や中国茶専門店,骨董品店,漢方薬店,レストラン,軽食店などがびっしりと軒を並べています。

もともと行政機関が運営管理しましたが、現在、運営行っている「上海豫園旅游商城股份有限公司」の前身である「豫園商場」が1988年に中国の初の株式上場会社となり、民間企業として運営管理しています。

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スターバックスもありますね。

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池に浮かんでいる建物は、「湖心亭」です。

豫園の前にあり、1784年に建てられた建造物を1855年に茶館として開業したそうです。

くねくね曲がったボードウォークがありますが、これは九曲桥(九曲橋)と呼ばれるものです。

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九曲橋( Nine-turn bridge or Zigzag bridge)は太鼓橋と共に中国庭園によくみられる人が通る橋で、上から見ると橋がギザギザに曲がっていて、歩く時に四方がよく見えるようになっています。

悪霊はまっすぐにしか進めないので縁起のよい橋とも言われています。

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結構な数の鯉が泳いでいます。

この後、最寄りの地下鉄豫園駅(10号線)まで行き、次の目的地「田子坊」に向かいました。

2  田子坊(テエンズーファン)

田子坊地図
田子坊の最寄りの駅は「打浦橋」になります。

豫園駅からだと2回乗り換える必要があります。

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駅の上がると、目の前が、「田子坊」と呼ばれるエリアです。

ここは、「Hello Talk」仲間のおすすめです。

その人も若いのですが、この街も若者に人気があるエリアのようです。

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かなりの観光客が訪れています。

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中にはいると、小さなショップや飲食店がたくさんあります。

もともとこの一帯は、フランス租界があった場所で、上海独特の異国情緒が感じられるエリアです。

田子坊は、昔ながらの住まいが立ち並ぶ住宅地でしたが、2000年ごろからアーティストのスタジオなどが入るようになり、自然発生的にショップや飲食店が増え、次第に洗練されたスポットへと変わっていきました。

2006年ごろから観光スポットとして知られるようになり、今では上海有数のショッピングエリアとして知られています。

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クリスマスのデコレーションがまだ残っていました。

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扇子のショップがありました。

7世紀頃中国・朝鮮からうちわが日本に伝来され、うちわを折り畳んで携帯に便利な扇子にするというアイデアは、8世紀頃の日本で発明されたと言われています。日本人らしいアイデアですね。

こうして日本で発明された扇子は、コンパクトに折り畳めるという利点が高く評価され、13世紀頃には中国をはじめインド、ヨーロッパへ輸出されたそうです。

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住宅エリアも中にはあり、立ち入りを禁止している表示がありました。

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猫もウィンドショッピングを楽しんでいます。

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エリアの地図です。

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なぜか居酒屋の提灯があります。

提灯は中国から日本に入ってきたと言われていますが、折り畳めるようにしたのは日本のようです。

これも日本人らしいアイデアですね。

3 スターバックス

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休憩なしに結構な距離を歩きましたので、田子坊の前にあった「スターバックス」で休憩することにしました。

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店員の服装やオペレーションは日本と当然同じですが、日本のほうがかなりフレンドリーな感じがします。

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スターバックスラテを注文しました。

32元でした。(480円)

4 上海浦東空港

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午後3時前です。

そろそろ空港に戻らないと行けない時間になりました。

地下鉄打浦橋駅に向かいます。

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ここから9号線に乗り、浦東空港駅を目指します。

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1時間ほどで浦東空港に着きました。

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空港に入るのに、荷物チェックがあるため、大勢の行列がありました。

なので、空港に入るのに20分もかかってしまいました。

中国の空港には、入口で手荷物検査をしますので、ご注意ください。

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時間までラウンジで過ごした後、搭乗口へ行きました。

やはり、帰りもトラップからの搭乗となります。

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冬のトラップからの搭乗は寒さが堪えます。

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やっと飛行機に乗り込めました。

かなり空いていました。搭乗率は5割もあったでしょうか?

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帰りは、偏西風にのり、2時間弱で関空に到着することができました。

スーツケースは、重たいので宅急便で送ることにしました。

この後、リムジンバス、地下鉄、タクシーに乗り継ぎ、日が変わる少し前に自宅に到着しました。