
格安航空会社LCCのピーチ・アビエーションが、独レカロ製の新シートを導入したと発表しました。あらかじめ背もたれが倒れた状態の「リクライニング固定座席」で、2019年3月に受領したエアバスA320ceo(current engine option, 既存エンジンオプション)の24号機に導入しました。同シートの採用は、日本など北東アジアのLCCでは初めてとのことです。
◆背もたれを15°倒して固定
ピーチが採用するシートは、レカロのSL3510モデル。背もたれが15°倒れたで固定された「プレリクライニングデザイン」で設計されており、乗客は離発着時も含めてリクライニング状態と同様の姿勢で過ごせます。
リクライニングが固定されると、後ろの座席の空間が狭くなりそうですが、シートの軽量、スリム化を図ったため、これまで以上の足元スペースの確保を実現。ピッチサイズも変わらず74cmのままです。
飛行機のエコノミークラスのリクライニング角度は、一般的に13°~20°程度です。15°は、角度としては浅い方ですが、倒しっぱなしと考えるなら適度に感じられそうです。
◆すでにエール・フランスやセブ・パシフィックなどで導入済み
このモデルは、2010年にエールフランス航空がA319とA320、A321の国内線用機材に導入されたほか、アジアではセブパシフィックでもA320neo(new engine option, 新規エンジンオプション)に導入されています。今後も、LCCを中心に導入されていく可能性は高いように思われます。
◆すでにエール・フランスやセブ・パシフィックなどで導入済み
このモデルは、2010年にエールフランス航空がA319とA320、A321の国内線用機材に導入されたほか、アジアではセブパシフィックでもA320neo(new engine option, 新規エンジンオプション)に導入されています。今後も、LCCを中心に導入されていく可能性は高いように思われます。