
ボランティア・ツーリズムとは、あくまでも観光者である者が、旅行中に観光者として何かしらのボランティア活動に従事することです。
ボランティア休暇を取得して、アフリカで子供たちに勉強を教えたり、南米で動物を保護する活動に参加したり、様々なボランティア活動を行っている人たちが増えています。
こうした人たち向けに旅行者が主催するボランティア旅行プログラムは、特に若い旅行者に人気があるようです。
例えば、HISでは、「スタディーツアー」というサイトを設け、短期で海外の現地でボランティアができる旅行プログラムを数多く企画・販売しています。
例えば、HISでは、「スタディーツアー」というサイトを設け、短期で海外の現地でボランティアができる旅行プログラムを数多く企画・販売しています。
参加するボランティアたちは、行ったことがない国々を見たり、地元の人々や文化を学んだりすることと合わせて、現地で抱えている社会問題の解決にむけた活動に参加することで、そうした活動自体を楽しむというわけです。
しかし、一部の専門家からは、こうした旅行ツアーによって、訓練や経験を得ていない人たちが参加してもらっても地元の人々にとっては迷惑なだけだとか、場合によっては、地元の人の雇用を奪うことにつながっているといった負の指摘もされています。
こうした旅行プログラムに参加するのなら、自分の知識や技能をどのように活用したら現地の活動に貢献することができるのかを慎重に考え、その国の社会情勢や文化についても事前に真剣に学んでおきたいものです。