こんばんわ! 「50代 一人旅に目覚めた男」管理人のゆーさんです。
マレーシアでは、地上階をグランドフロア(Ground floor-GF) と呼び、二階(First foor)をファーストフロアと呼びます。
マレーシアはもともと旧イギリス領なのでイギリスの文化を継承しており、フロアの数え方もイギリスにならったものです。
イギリスでは、中世、敵の侵入を防ぐため、入口を2階につくり、最初に足を踏み入れる階、つまりそれをファーストフロアと呼ぶようになったことに由来するそうです。
5月にマレーシアのクアラルンプールに行ったとき、NU Sentralというビルにいったのですが、このビルの階の表記がよくわからず、なかなか行きたいところにいけなかったという経験をしました。
そうしたことから、フロアの表示の仕方について、少しマレーシアの事情を調べてみました。
KLセントラル駅に直結しているショッピングセンター「NU Sentral」は2014年にオーブンしたショッピングセンターです。
なぜこのビルで混乱したかというと、GFの下にCCとLFがあったからです。
つまり、
L5(日本でいう8階)
L4(日本でいう7階)
L3(日本でいう6階)
L2(日本でいう5階)
L1(日本でいう4階) *LはLEVELの略
GF(日本でいう3階)
CC(日本ている2階) *CCはCONCOURSE FLOORの略
LF(日本でいう1階) *LFはLOWER GROUND FOORの略
このことをクアラルンプールに住んでいる人たちに聞いてみると、やはり地元の人でも混乱することがあるようで、あまりこの表記は評判はよくないようです。
こちらは、パビリオン・クアラルンプールです。
2007年9月20日にオープンした、KLで最も人気のある大型ショッピングセンターです。
総床面積は約12万7277m²(東京ドーム約2.7個分)、500以上のショップがあります。
こちらの階表示は、
L10
L9
L8
L7
L6
L5
L4
L3(メインエントランスがある。メイン通りと同じ高さに位置している。)
L2
L1
B1
日本では、絶対、L3は1階と表示すると思うのですが、なぜかメインエントランスのあるフロアをL3と表示しています。
考えられることとしては、お客さんが買い物ができるフロアはL1(食料品売場)からなので、ここを起点としたのではないかということぐらいです。日本では、L1は間違いなく地下2階と表示されるでしょう。
また、ここでは、イギリス式のGFの表示がありません。
つぎに、「クアラルンプール国際空港 Gateway@KLIA2」です。
ここでも、イギリス式のGFは使われていません。
日本同様、メインエントランスがあるところをL1と表示しています。
ここは、日本人である私にとって最もわかりやすく、違和感なく、建物内を移動できました。
(まとめ)
クアラルンプールでは、基本は、イギリス式のGF表記を使っていますが、すべての施設・建物がそうかといと、必ずしもそうではありません。
理由は定かではありませんが、これもグローバル化(日本やアメリカから)の影響かもしれません。
私のような観光客はもちろんですが、地元の人たちも混乱しているようですので、わかりやすい表示に統一してもらいたいものです。