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こんばんわ! 「50代 一人旅に目覚めた男」管理人のゆーさんです。

今日も、マレーシアの交通事情について、書いてみたいと思います。

さて、上の
写真の青いマークに描かれている絵は一体何でしょうか

どうみても自転車ですよね。

この
青いラインは、クアラルンプールにある自転車専用レーンです。5年ほど前に、渋滞緩和のために、サラリーマンに自転車通勤をしてもらおうとつくられたものです。

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しかし、残念ながら、そこを通る自転車はほとんどなく、写真のとおりバイクだけがが通っています。

自転車専用レーンのあるところはもともと歩道です。そこをバイクが通るのは、そもそも危険です。

クアラルンプール滞在中、こうしてバイクが歩道を走っているシーンを何回も目撃しました。
さらには、バイクが歩道を逆走するシーンもわずか3日の滞在で2回目撃しました。

そもそもマレーシアは高温多湿なところです。マレーシア人は、汗をかくのが嫌いで、歩いて行けるようなところでもタクシーを使ったりします。

そうした事情を無視して、「自転車通勤しましょう」といったところで、誰も自転車には乗りません。したがって、自転車専用レーンはバイク専用レーンとなってしまっているのです。

また、クアラルンプールの交通渋滞は凄まじいものがありますが、皆、我先にと、車線を全く無視して車がぎゅうぎゅう詰めになっている光景を滞在中何度も目撃しました。 

このような交通ルール無視の現状をマレーシアンの知り合いにぶつけてみると、ほとんどから、「危険であり、改めるべきである」との返答がある一方、「でもマレーシア人の多くは、特に大きな問題にならなければ、多少ルールを守らなくてもよしとするところがあるので、絶対になおならい。」

また、一人の女性からは、「マレーシアが、開発途上国から抜けだせないのは、こうしたルールを守るという基本的なことができないからだ。」とするご意見もありました。

ちなみにWHOの2010年統計データによると、マレーシアは「人口10万人当たり交通事故死亡者数」で世界181カ国中19番目に多い国で、アジアでは、タイ、イラク、イランにつぎ、トップクラスと言っていいくらい多い国です。

今回の旅行で、マレーシアの交通ルールやマナーを知ることができ、いかに日本の交通マナーが良いかということに改めて気づくことができました。